ジョー・サトリアーニ　ニューアルバム『The Elephants Of Mars』４月８日発売！

ジョー・サトリアーニのニューアルバム『The Elephants Of Mars』が４月８日に発売されます。タイトルからしてサッチらしくてワクワクする！それにジャケットのアートワークも印象的です。

確かサッチはパンデミック期間に３枚のニューアルバムを制作しているはずで、サッチの作業スピードならもう３枚完成しているだろうし、これからのリリース情報も楽しみです。

そして１月20日には1stシングル "Sahara" MVが公開されました！『Shapeshifting』時に続き、今回も映像制作は息子のZZが担当しています。ZZの映像はクールなんだよね。

MV公開に合わせて、収録曲それぞれを解説する動画も公開されました。まずはオープニングトラックの "Sahara" です。今週はこちらの概要を以下に和訳してみました。

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ジョー・サトリアーニ： "Sahara" というのはサハラ砂漠のことじゃないんだ。精神的な危機を抱えた男の話で、彼は砂漠にいるのかも知れない、彼は内面及び外の世界でも何も無い世界にいるんだ。だからこのタイトルにした。

ライ・ディストレスウェイト（Key）: 何も無いから「サハラ」。イントロが素晴らしいよ、映画的なイントロで結末のヒントは与えないけど、アルバムを見事に例示している。そしてまるで古い蒸気機関車が山を抜けてやってきて、共に進むようなヘヴィなビートが始まる。まるでジョン・ボーナムのような Led Zeppelin のフィールなんだ。

ケニー・アロノフ（Drums）: "Sahara" はビッグでパワフルなジョン・ボーナムのようなグルーヴが好きだ。だけど、ハイハットは全部オフ・ビートなんだ。キック、スネア、キック、スネア、でハイハットはスウィングする動力さ。フィルは最小限に抑えた。タム・フィルを曲の最後で１回やったと思う。気に入ってるよ、まるでジョン・ボーナムが "Kashmir" でやったみたいだ。それか、フィル・ラッドがAC/DC "Back In Black" でやったみたいな。とてもシンプルだが、最高のフィールのあるビッグなドラムビートだ。「少ない方がいい」ってことが多くの場合に当てはまる。これが俺のこの曲へのアプローチだ。

エリック・カデュー（プロデューサー/Key）: "Sahara" はロック曲だったのが、何故か別の物になった曲だ。エンディングに向かってコード構成を変えたところ、何度も繰り返しを聴きたくなる、とても心地よい快適なものになった。全員が素晴らしい仕事をしたよ。彼らはいつも最初から最後までこの上ない。イントロとアウトロはとても美しい。エンディングでそれをハーフスピードで繰り返したのはグレッグのトリックさ。ミキシング・エンジニアのグレッグ・カーラーだ。

ブライアン・ベラー（Bass）：この曲はとてもヘヴィでハード・ドライビングなメロディック感のあるものになった。正統派のサトリアーニ要素が多く含まれていて、つまりストレートなメロディックさということなんだけど、同時によりビッグでヘヴィな要素が入っている。前作の『Shapeshifting』のシングル "Nineteen Eighty" とは異なったヴァイブだ。だから、『The Elephants Of Mars』の世界への導入としては最適だ。

ジョー・サトリアーニ：アルバムとしてコンセプトの連続したものを出すというのはとても難しいよ、皆がどんどんそういうものを聴かなくなっているから。でも希望の光として、LPが人気を集めている。音楽ファンが再びLPを買っているからね、つまりアーティストは再び曲順を使って表現できるんだ。芸術の形としてアルバムの究極のメッセージを伝えられる。

アルバムでの "Sahara" の位置は１曲目に決まっていた、この曲の始まり方からして。他の位置では的確なときに問いを投げかけられない。この曲は問いなんだよ、この曲に登場する人物は曲を終わらせないんだ。曲の最初と同様に不安を抱えたまま去っている。でもこれはロック曲だから、私が作曲時に考えたことなんて忘れていいよ。（笑）ただ曲の激しさを楽しんで。