Stay Together

Green (@ribbon_bear) が毎週好きな音楽ネタを語ります! Since 2011

スティーブ・ヴァイ この秋 BEAT に参加して King Crimson を演奏!

以前のインタビューでヴァイ先生がこの秋に「あるバンド」に参加するという話をしていましたが、そのバンドが80年代の King Crimson を演奏する BEAT であること、そしてこの秋のツアーが発表されました。

先生が話していた前振りのインタビューはこちら

staytogether.hateblo.jp

9月から始まる北米ツアーの詳細はバンドのウェブサイトでチェックできます。

beat-tour.com

ツアー発表に合わせて、音楽プロデューサーの著名YouTuber、リック・ビアトさんの番組にメンバー全員が集まってのインタビューが公開されました。

 

 

音楽的に高尚そうなバンドのお披露目に音楽IQの高そうなリックさんの番組を選ぶとは、さすがのプロモーション。

エイドリアン・ブリュートニー・レヴィン、ダニー・ケアリーとヴァイ先生が並んで座り、リックさんの質問に答えつつ、バンドの音楽が深堀されていきます。

今週はこの動画のうち、主にヴァイ先生の発言前半を中心に一部をまとめてみました。(King Crimson を聴いてこなかった私は色々調べつつ… なお、先生の動画後半でのコメントはこちらでチェックできます。)

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リック:このプロジェクトはどう始まったのかい?

エイドリアン:デヴィッド・ボウイのメモリアルツアーのプロデューサー、スクロート(Angelo Scrote)と話していて、私が参加していた80年代の King Crimson の音楽は何とかして再び演奏されるべきだと思った。

それでロバート・フリップに電話して、2年後には私たちが共にやった最初のアルバム『ディシプリン』が40周年を迎えるから、何かやらないかと言ったんだ。話し合ったけれど、最終的に彼は断った。でも彼は「君がやりたいなら、やったらいい」と言って手伝ってくれた。

そこで私は最初にロバートの代役を決めなくてはならないと思った。誰かいないかという話になって、私に思いつく唯一の人物はスティーブ・ヴァイだった。それで、スティーブに電話したら、このアイデアに興奮してくれてね、この音楽が好きだと言ってくれたんだ。

それで、私とスクロートとで構想を始めて、スティーブがある人を推薦してくれたけど、結果的にその人物は都合がつかなかった。

ベースプレイヤーを探すところまで行く前にパンデミックが始まってしまったんだ。それから2年してスティーブに電話したら、「ああ、でも18ヵ月のツアーが決まっている」という。

とにかくやっと最終的にこれが可能になったんだ。そして運の良いことに、その時にはピーター・ガブリエルのツアーが終わってトニーが参加可能になった。

それから、TOOL を観に行ったんだ。古い友人のダニー・ケアリーほど、ビル・ブルーフォードを見事にプレイできる人は考えられなかった。彼は『ディシプリン』が彼自身の音楽人生のターニングポイントだと言ってくれた人だからね。こうして我々が集まったのさ。

ティーブ:若い頃にロバート・フリップを知った。彼の音楽では何か他とは違うことが起こっていると思った。ロバートの音楽脳と創造性に魅了されたよ。まだ当時はまともにギターが弾けなかったけど、彼の音楽はチェックしていた。

もちろん King Crimson は好きだったよ。80年代に発表された3枚のアルバム(『ディシプリン』『ビート』『スリー・オブ・ア・パーフェクト・ペアー』)は実にモノリス級だ。これらの音楽は複雑さという意味で私の持っていた特定の趣向に触れるものだった。それ以外のものでは触れられないものさ。それでありながらあの音楽には親しみやすさがあった。

エイドリアンとトニーがいて、あのバンドには親しみやすさの美しいバランスがあった。彼らのパートの音楽への貢献は実に素晴らしい。その音楽をじっと聴いていると、そこで音楽的に何が起こっているのかわかる。私はそのテのことに興味を惹かれるからね。フランクとの仕事も経験したから。

リック:エイドリアンと君たち2人共だね。

ティーブ:ああ、(エイドリアンが参加したフランクのハロウィーン・コンサートのビデオ)『ベイビー・スネイクス』を何度も何度も観たからね。

エイドリアン:あれは3時間もあるよ!

ティーブ:ああ、何度も観たさ。(笑)その後の皆の活動もフォローしていたんだ。あれらの作品(King Crimson の80年代3作品)は至宝だよ。それを自分が演奏するだなんて思いもしなかった。

最初にエイドリアンが連絡をくれた瞬間には、彼が King Crimson のことを言っているのだとわからなかった。ただ、エイドリアンと自分でできることを考えて興奮したんだ。私たちは異なっているけれど、奇妙なものが好きだから。

でもそれが King Crimson のことだと理解したら、身体をショックが襲ったよ。最初に思ったのはロバートがどう思うかということだった。彼はまるで科学者のようだ。それは彼のピッキングのテクニックについてだけではない。彼の音楽脳さ、複数の拍子を持つ音楽リズムパターンへのアプローチの仕方だ。このバンドでは常に行われていて、私にはとても魅力的だ。

でもロバートのピッキングテクニックは彼の個性であり、彼はそれを完成させた。そうして私は彼らの音楽を聴いていて、あるとき非常に詳細な譜面の本を見つけたんだ。ファンがバンドのプレイを詳細までこだわって書籍にした、壮大な聖書のような本さ。

これまでも何度かこのようなシチュエーションでやってきたように、私はこの音楽とそのファンに敬意を込めて、私のプレイをしようと思う。

今回は加えて、この音楽をプレイするためには本腰を入れて部屋に籠って練習する必要があることに興奮している。ロバートのプレイのテクニックのいくつかを学ばなくては。

一方で一部は私らしいプレイになるだろうね。最初のショックが治まってから彼らの音楽を聴くと、何と美しく壮大であるのかと感動したよ。

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4月4日にヴァイ先生がフリップ氏との2ショット写真を公開しました。3月3日にサンタモニカでフリップ氏のトークショウが行われたので、先生が訪問したようです。

以下に先生のコメントをまとめました。

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幸運にもファーザー・ロバートが街に来ており、私との面会を了承してくれた。私は彼をとてつもなく尊敬し、賞賛している。1969年から、彼の天才的音楽脳は2度も音楽ジャンルを書き換えた。彼の強烈に統制された個性的ギターテクニックは彼だけのものであり、驚異的だ。

私たちは BEAT について楽しい話ができた。そこで彼がこれを祝福してくれていることに安心すると同時に興奮したよ。彼はバンド名まで提案してくれた。

私がバンドに参加すると知った時に彼がどう思ったかを訊ねると、「私のギターパートを弾けるのは君だけだ」との答えだった。滅多にないことだが、私は言葉を失うほど驚いたよ。なぜなら、ロバートのギターパートを彼のように弾ける者など誰もいないのだから。

 

 

現在は北米ツアーのみが発表されていますが、動画の中でのエイドリアンさんの発言に日本への思いも感じ取れますので、BEAT での来日ツアーも期待できるような気がします。楽しみがまた1つ増えました。

Satch/Vai ツアー始まる!初の共作曲もリリース!

3月22日(現地時間)から遂に初の Satch/Vai ツアーが始まりました!そこでは初の共作曲 "The Sea of Emotion, Pt.1" がライブでお披露目されましたが、29日には曲のMVも公開されました!

"The Sea of Emotion, Pt.1" は2人がティーンの頃に何度も訪れては、広大な土地を見ながら何時間も様々なことを語り合った学校側の空き地のこと。2人でそんな名前を付けていたなんて詩人のようです。サッチが運転する中古のフォルクスワーゲンで過ごした時間もたくさんあったことでしょう。ヴァイ先生によると、この曲は Part 3 まであるそう。 (以下の過去記事参照)

staytogether.hateblo.jp

そして上の過去記事でヴァイ先生が話していた、ティーンの頃に2人がテープ録音した音源は、この曲の Part 3 の冒頭で使われている模様です。(こちらのインタビューでサッチが言及)

2人がメロディラインを交互に弾きながら進むこの曲、中盤のロックパートに入ると一気にロックして、2人が影響を受けてきた70年代ロックのテイストが強く感じられます。

MVは毎度おなじみ、サッチの息子で映像作家のZZが制作しています。ご本人も付け髭姿で登場してますね。(笑)両家が揃って撮影現場は笑いの絶えない楽し気な状況だったと想像。

下のインタビュー記事によると、2人での作曲が楽しくてどんどん曲数が増えたようで、今年末から来年初頭くらいにアルバム・リリースとなる模様です。しかも嬉しいことに、このツアーは夏秋の別ツアーを2人がそれぞれ終えた後に再始動の可能性ありとのこと。北米以外にもツアーが広がると良いですね!

thebradentontimes.com

(以下インタビューより一部抜粋して和訳)

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スティーブ・ヴァイ

まるで水門が開いたようだった。ジョーと(曲創りの為)ファイル交換を始めると、とても楽しかった。今もそれをしていて、楽しんでいるよ。ジョーは偉大な内面の耳を持っており、今でも彼のプレイはぶっ飛んでいる。私は自分のキャリアを通じて初めて、創作のパートナーを得たと感じている。

過去の仕事相手との関係とは違うんだ。突然、家族が増えたような感覚だ。刺激されるよ、何しろジョーが送ってくるものは、いかにもジョーらしくて、彼のやっていることは実に美しい。素晴らしい交流なんだ、特にジョーが持つ繊細なメロディときたら!余りに楽しいから「いっその事、アルバムを創らないか?」となったのさ。

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ライブではG3と同様に、先生とサッチが自分のバンドでそれぞれ1時間程のショウをやり、最後はサッチのバンドがプレイして、お楽しみのジャム大会となったようです。

注目の共作新曲に加えて演奏されたのは "You Really Got Me", "Enter Sandman" 。Metallica を巨匠2人で弾くとは、驚きの選曲!カークといえば、サッチの元生徒なのですが、教え子の曲をプレイするとは意外でした。

 

 

3月23日セットリスト ポンパノビーチ、フロリダ公演

Steve Vai
01. Avalancha
02. Building The Church
03. Little Pretty
04. Tender Surrender
05. Lights Are On
06. Zeus in Chains
07. Teeth of the Hydra
08. For the Love of God

Joe Satriani
09. The Extremist
10. Surfing with the Alien
11. Sahara
12. Satch Boogie
13. Flying in a Blue Dream
14. Always with Me, Always with You
15. If I Could Fly
16. Ice 9

Joe and Steve
17. The Sea of Emotion Pt.1
18. You Really Got Me (Kinks cover)
19. Enter Sandman (Metallica cover) 


来年にでもこのツアーで来日して欲しいものです。サッチ久しぶりの来日が先生と一緒だったら大感激です!

年末ごろからサッチと先生関係のリリースが続々ですね。G3オリメン・ツアーのロスでの最終公演はライブアルバム用に録音されており、ZZが制作したG3のドキュメンタリー映像もリリース待ち。
その上、サッチ/ヴァイ初の共作アルバムも出るとは楽しみ過ぎる。

そういえば Generation Axe のライブアルバム2枚目や先生のアコースティック・アルバムはどうなった?(多分、先生の仕事は後ろ倒し長引くと予想の毎度な展開)

 



驚異の70代レジェンド枠!フレーリー、ヒューズ、メニケッティ @MORC2024

今年のMORCには複数の70代レジェンド・ミュージシャンが乗船していました。

エース・フレーリー(Ace Frehley) 72歳
グレン・ヒューズGlenn Hughes) 72歳
デイヴ・メニケッティ (Dave Meniketti) 70歳
ルディ・サーゾ(Rudy Sarzo) 73歳

皆さん70代というのにお元気でパフォーマンスも突出していました。そんな訳で彼らのショウの一口感想です。

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エース・フレーリー 3月3日 シアター

2月にニューアルバム『10,000 Volts』を発表したばかりのエースは自身のバンドを率いての初乗船。レジェンドを観ようとシアターは混雑していました。ちなみに私の席の斜め前方にはレブ・ビーチが座っていました。そういえば彼も子供の頃に KISS に衝撃を受けた人でしたね。

今年のMORCで最も良かったギターサウンドは誰かと訊かれると、私的にはもちろん1番ジョー・サトリアーニなのですが、2番目にはエースと答えます。生で聴くのは初めてでしたが、アルバムの音とは違って生のレスポールサウンドは太くて味があって、いい音だなぁ!さすがギターレジェンド!

LPはアイコニックなサンバーストから、ボディがLEDで光るもの、ピックガードの辺りから煙が出るものなど、飛び道具としての演出もバッチリ。

エースの衣装はシャツの柄が浮世絵風のKISS柄だったり、ハロー・キティ柄(笑)だったりと、そんなところでも楽しませてくれました。

"Love Gun", "Detroit Rock City", "Rock and Roll All Nite" 辺りのKISS祭りでは会場大盛り上がり。会場にいるギタリスト全員が子供の頃にこれらの曲を練習した思い出がよみがえり、エースのギターを今聴いていることに感激していたに違いない。

個人的にもオリジナルKISSのギタリストを初めて観て聴くのは感動でした。これが世界中のロック少年少女を夢中にさせた歌えるギターソロ!

お元気なうちにどうか日本にも来て欲しいものです。


グレン・ヒューズ 3月6日 シアター

実はマイアミで同じホテルに滞在していたので、グレンとは数回ホテルロビー等でお会いする機会があったのですが、そこでの細身で小柄で細い声でお話される姿から、ステージ上で豹変される姿を観て、正直「なんという偉大なバケモノなのだろうか!」と衝撃でした。

Deep Purple 50周年ということで、全曲がDP。耳馴染みのある曲がクラシカルで骨太ブルージーなバンドサウンドで演奏され、破壊力抜群のグレン・ボーカルが上に載るという、聴き応えのあるショウでした。

"Mistreated" や "Burn" での驚異的なボーカルにはオーディエンスからの歓声が大きくなっていました。

グレンといえば、Black Country Communion の新譜が6月発売で、先行リリースされた新曲がカッコ良くてシビれました。18日からジョー・ボナマッサのやっているブルース・クルーズで船上のライブをやっています。

BCCの新作についてグレンは「自分の最高傑作だ」とホテルで会ったとき仰っていたので、BCCでぜひとも日本にも来て頂きたい。


デイヴ・メニケッティ 3月1日 野外ステージ

前立腺がんを克服して元気にツアー復帰されたデイヴを拝む為にこの日のプレ・パーティ・コンサートに来ました!Y&Tはトリで登場です。

オープニングの "Black Tiger" から、病み上がりとも70代を迎えられたとも全く思えない力強いボーカルとギターに感動。同年代はおろか、全世代のロックシンガーの中でもデイヴに並ぶ突出したシンガーは数少ないと思います。

ライブ中盤でデイヴがマイクを取ると、

「数週間前に私たちは日本でプレイしてきた。この曲は彼らのお気に入りで、私が彼らに捧げた曲だ。日本の人たちの素晴らしいところは一緒に歌ってくれるところだよ、"ウォオオ~"とね、皆も歌って欲しい」

日本公演の記憶鮮明だったのでしょう、デイヴの日本を紹介する言葉に、「ここに(日本人)います~!!」と大興奮して立ち上がって手を振りまくっていたら、周りにいたファンの皆さんに「クール!日本から来たのか!」と温かいハイファイブで迎えて頂き、楽しかったです。Y&Tファンは良い人が多い。

異国で聴く "Midnight in Tokyo" はブルージーでエモーショナルなデイヴのギターとボーカルが相まって、涙を誘います。出国まだ2日なのに郷愁に胸が一杯になるって我ながら驚き。

どうかいつまでもお元気で、また来日してください。

 

 

ルディ・サーゾは Quiet Riot でお元気にパフォーマンスされていたのですが、暑い午後の時間帯で私は日陰に逃げ込んでしまい観ていません。(汗)

ジョー・サトリアーニ ライブ@MORC2024 感激のライブは新G3でフィナーレ!

行ってきました、MORC2024!今年の船に乗ったのはハッキリ言ってサッチを観るためです!

ショウは乗船初日の3月2日と5日の2回公演で、どちらも船内で一番大きいシアターでした。ただ、80年代のハードロックを中心とするラインナップで乗船している客層は従来のサッチファンとは異なるため、集客は半分程度だったでしょうか。通常のサッチ公演ならこれくらいの会場は余裕で満席になるでしょうに、ご本人も勝手が違っていたことでしょう。

普段は自身のツアーなどで忙しいアーティストにとっては、サッチの演奏を聴く機会なので、開演前に何人ものアーティストが会場入りしていました。

以下、ライブレポです。

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3月2日 午後6時45分開演

Gold Boy を持ったサッチがステージに登場!これが新作シグネチャー!まばゆく輝いています。そしてサッチの生音に感無量です。サッチ自身のツアーは2017年、Experience Hendrix ツアーで観たのは2019年が最後。

最前2列目くらいにいたのですが、その位置で聴いてもサッチのトーンの素晴らしさときたら。ああ、本当に久しぶりにサッチの生音を聴けた、感無量。

このシアターでは例年多くのギタリストがサウンドに苦労します。借り物のアンプでPAも含め、なかなか難しいところなのですが、やはり超一流はこういうところでも自分のトーンをサクっと出せてしまうところが違うのかなと思います。

サッチが使用していたアンプはここのシアターで用意されている Marshall で、足元のペダルボードは内容が見えませんでしたが、結構シンプルそうな感じでした。

Experience Hendrix ツアー初日でも野外の会場で多くのギタリストが苦労する中、サッチとエリック・ジョンソンは自分のトーンをしっかり出していたことが思い出されます。

オープニングから3曲続けてのサッチ代表曲は初めてサッチを観る人向けにガッツリ掴むためでしょうか、ファンとしては最初からこんなに飛ばすの?っていうくらい。

ドラマーはケニー・アロノフ、ベースはブライアン・ベラー、鍵盤&ギターはレイ。この3人バンドは初めて観ますが、既に Earth ツアーで米欧を周っている彼らは先日までG3ツアーもやっているので完璧です。

「今は海上にいるから、砂漠の真ん中の曲をプレイしよう」

ここで『The Elephants of Mars』のアルバムジャケットがペイントされたパープル・ギターが登場。この曲をライブで聴けるのが嬉しい!テクニックが詰まっていながら、ギターを歌わせ、複数のトーンを操り、メロディックに訴えかける。さすがサッチ。

"Nineteen Eighty" もライブで聴いてみたかった曲、嬉しい!

"Big Bad Moon" ではサッチの歌と弾きまくりのロックギターを堪能して、ハーモニカでのスライド・プレイも観れて満腹。

「歌ってアドレナリンを使ったから、少し静かな曲にしよう、"Always with Me, Always with You"」

真っ白なボディのJSで弾かれた名曲は得も言われぬ美しさでした。

そして『The Elephants of Mars』からのリラクシングでブルージーな1曲 "Blue Foot Groovy"。こういう曲調でも映えるサッチのギターよ。ライブではアルバムとは違う味付けがあったり、バンドの音もしっかり味わえて、やっぱり良いわ。

そして来ました "Flying In a Blue Dream"!イントロの音源に続いてのアーミング・プレイからの本編はギター好きにはたまらん。 

"Crowd Chant" きた!コール・アンド・レスポンスが楽しくて最高。そしてこういうロック曲でのサッチ・トーンがまたカッコイイんだわ。

大好きな "Summer Song" でメンバー紹介があって終了なのかなと思っていたら、驚きの展開が待っていました。

「ちょうどG3ツアーを終えたところなんだけど、クレイジーで凄いギタリストと共演するのはいつも楽しいんだ。だから誰かを呼んでもいいかな?アメージングで良い友人のジョエル・ホークストラ!」

まさかジョエルが呼ばれるとは。ファンとしては嬉しすぎてこれは現実かと思ってしまうくらい。確か、ジョエルとサッチはここまで面識はなかったハズです。でもジョエルがTSOでサッチの Chrome Boy を使用していることはサッチが認識しており(下部、過去記事参照)、ジョエルとヴァイ先生が親しくなったことなどから、今回のクルーズ乗船者でジャムをするギタリストとしてジョエルに先生推薦が付いたのかも知れません。

2人のジャムは見応えありました。サッチはもちろんの余裕でジョエルが繰り出す様々なプレイを受け止めて展開していくという感じ。終盤でサッチのアイコニックな歯で弾くギターをジョエルが真似してみせると、面白がったサッチが「良し、一緒にやろう」と合図して最後には2人で歯で弾くギターをやってみせたシーンは楽しくて微笑ましかった。

高校生の頃に『Not of This Earth』に出会ってからサッチファンのジョエルにとって、感激の共演だったことでしょう、彼の嬉しくて仕方のない興奮ぎみの笑顔を見れたのも嬉しい。

翌日、ジョエルにいつサッチから連絡があったのか訊いてみたら前日だったそうです。「死ぬほど緊張した」とのことでしたが、そんな様子はステージではおくびにも出さず、プロのパフォーマンスをみせたところはさすがでした。

ちょっとこの共演って私のためと違う?!(違うけど、嬉し泣き)


3月2日セットリスト

01. Ice 9
02. Surfing with the Alien
03. Satch Boogie
04. Sahara
05. Nineteen Eighty
06. Big Bad Moon
07. Always with Me, Always with You
08. Blue Foot Groovy
09. Flying In a Blue Dream 
10. Crowd Chant
11. Summer Song
12. Going Down (f/Joel Hoekstra)

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3月5日午後3時15分開演

バンドメンバーを紹介しながらのオープニングはインプロのジャムだと思うのですが、展開もカッコイイし、サウンドがそもそも最高のサッチトーン!今日はこう来るのか!

そこからは昨日と同じセトリで進みました。それにしてもいい音だなぁ!

"Big Bad Moon" を終えるとサッチのトークが。

「不思議なことにこの2曲は同じ日に書いたんだよ。この2曲がどう関係しあっているのかはわからないんだけど。ある日私は腰かけて "Big Bad Moon" を書いた。こういう風に歌おうかなって、やめておけばいいのに。それから休憩をとって、アコースティックギターを手に取った。そして全く違う曲を書いたんだ。子供の頃から宙を飛ぶ夢を見ていた。それはいいなと思って書いたのが "Flying In a Blue Dream"」

今日の "Ice 9" ではバンドとのジャムも挟んで展開して、そりゃあカッコイイ。レイの鍵盤とのリック交換やベースソロも入ってお楽しみいっぱい!

スティーブ・ヴァイエリック・ジョンソンとのG3が終わったばかりで、あれが恋しいからね、友人のギタリストを呼んでもいいかな?最も Extreme なギタープレイヤー、ヌーノ・ベッテンコート!そのギターは見たことあるぞ、ギターコンテストで(笑)」

この数時間前に行われた、一般人が審査員の前でギターの腕前を披露するコンテストで、ヌーノの大ファンの少年がN4を弾いていたのをサッチがネタにしたのでした。審査員を務めたサッチはそこでヌーノの隣に座っていました。

「これまでジャムする機会がなかったけど、同じ船に乗っていて良かったよ、リッチー・コッツェン!」

マジか!ヌーノが出てきそうな予感はしてたけど、リッチーも出て来て即席G3って豪華すぎる!ああ、こんな遠くまでサッチを観に来て良かった!(感涙)ヌーノもリッチーも先生とはジャムしてるから、やっぱり先生推薦でこのG3メンツが決まったのかも?

ここでヌーノがマイクを取ります。

「皆にわかって欲しいんだけどさ、俺たちがここに出て来てこのマエストロ&マスターと弾くのはどんなに難しいか。全てのギタープレイヤーを唖然とさせ、俺は自分の部屋で彼のプレイはどうやるのか解こうとしたが、未だにわからない。ジョー・サトリアーニ、史上最も偉大なギタープレイヤーの1人!」

こういうシーンでさっとマイクを取って主役の紹介ができるところはさすがヌーノ。先生や音楽界大物との共演の多さも頷ける。

そして曲は "Crossroads" !3人のソロ回しを最前列のサッチ正面で観れるというこの幸せ!もの凄い興奮の中で必死にスマホの動画を撮りました。肉眼にもこの瞬間を焼き付けたい!

 

 

 

 

3月5日セットリスト

01. Opening jam
02. Surfing with the Alien
03. Satch Boogie
04. Sahara
05. Nineteen Eighty
06. Big Bad Moon
07. Flying In a Blue Dream
08. Ice 9
09. Summer Song
10. Crossroads (F/Nuno Bettencourt, Richie Kotzen)
11. Going Down (F/Nuno Bettencourt, Richie Kotzen)

 

ご参考関連過去記事

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スティーブ・ヴァイ 人生初の録音を含むサッチとの共作新曲

今週はG3ツアー出発の1週間前に行われた先生のインタビューです。

Satch/Vai ツアー向けの新曲や先生が秋に参加するバンドについて興味深い話が聞けます。その辺りの概要をまとめました。

 

 

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今は何をしていますか?

忙しいのは良いことさ。ジョーとの共作曲に一心に取り組んでいるよ。ジョーが2曲を送ってくれてね、素晴らしかった。

子供の頃、ジョーは私にとってインスピレーションの源だった。ジョーとはレッスンの後で学校の広大な空き地に面する駐車場に行っては、そこでただ座って、何時間も語り合ったんだ。ジョーの小さなホルクスワーゲン(ビートル・バグ)に乗ってね、私は運転できなかったけど、ジョーはできた。私たちは何時間も語り合ったその場所を「The Sea of Emotion(感情の海)」と名付けた。

それで今年、ジョーと2人でツアーすることになり、2人で新曲をレコーディングしようということになった。まだ2人ではやったことのないことだったから。2人のレコーディングは沢山あるが、それはG3とかそういうものだ。2人の共作というのがないんだよ。

伝統的にはスタジオに一緒に入って曲を創るのだろうけど、それは無理だった。ジョーはサンフランシスコに居て、私はツアーに出ていた。それでジョーが何曲か書いて私にトラックを送ってくれた。素晴らしかったよ、いかにもサトリアーニの音楽だ。私も書いた。タイトルは "The Sea of Emotion" だ。どこまで話してもいいのだったかな(笑)。曲には Part 1から3まである。私が編曲したよ。

これについて面白いことがある。私がジョーからレッスンを受けていたとき、ジョーの部屋は世界で一番クールな十代の部屋だった。クールなポスターが貼ってあり、レコードが並んでいた。

ジョーは小さな2トラックのテープレコーダーを持っていた。サウンド・オン・サウンドの録音が可能なやつさ。ジョーが実験をしていて、あるとき2人で録音したんだ。それが私の人生初の録音さ。最高の気分だったよ。

その後10年くらいして、ジョーがそのテープを送ってくれたんだ。その小さなテープを私はデジタル変換した。これで曲を創ろうと思ったんだよ。ジョーのプレイしたリフがあって、十代の子供にしてはトリッキーなリフだったよ。そんなことを今週やっていたんだ。

そしてG3のツアーに出る。G3ツアーはいつも素晴らしいものさ。リラックスできてプロフェッショナルで、私はただ出ていってプレイするだけでいい。そのツアーの後少し間をおいて、次にジョーとのツアーに出る。そこで多分2人の新曲を初公開する。その後ジョーはサミーとのツアーがあるね。私は秋に予定があるんだが、まだ言えないんだよ。でも良いショウになるだろうね。

素晴らしい、ジョーとの初録音が新曲のアイデアの元になっているだなんて。

いや、アイデアになっているだけじゃないんだ、その録音自体も含まれるのだよ。

凄い、では今のフォーマットに合わせるためにスタジオでのマジックを加えたのかな。

そのものさ。デジタルなんてものがなかった時代にテープ録音された音源。私がやらねばならなかったのは、少しだけピッチを修正することだけだ。テープの再生速度が少し遅かったので、音が少し低かった。ほんの少し上げただけだよ。

この秋の予定についてですが、まだ言えないものを聞きませんが、リハーサルには時間がかかりそうでしょうか?

その音楽を習得するにはこの夏中かかりそうだよ。そのバンドでプレイしたギタープレイヤーは全くのビーストだからね、とても難しいパートがある。

自分の曲をプレイするのと、誰かの音楽でそのようにプレイすることを期待される音楽をプレイするのとでは、リハーサルも違うのでしょうね。

そうだね、自分の音楽の場合はどのようにするにせよ、自分のやりたいようにやれる。私はずっとソロアーティストとしてやってきたし、この前まで自分のツアーで世界中を周った。

でも今回の話がやってきたとき、断れないほど魅力的だった。とても音楽的指向のアンサンブルで、偉大なミュージシャンが参加している。私が今回楽しみにしているのは、自分のソロをやるのとは違い、そこに集うことで異なる次元が開けるからだよ。

だからこのような状況へのアプローチとしては、オリジナルのパートをできる限り尊重する。しかし、私が Alcatrazz や DLR, Whitesnake でやったように、弾くのは自分なんだ。誰かの真似をするのではなく。つまり、オリジナルに敬意を払うが自分の味を加えるということ。

ご自身のアコースティック・アルバムやオーケストラ・アルバムを手掛ける時間はありそうですか?

アコースティック・アルバムは今頃には出ているつもりだったけど、ジョーとのツアーや、それ用の新曲などがあって、今は手一杯なんだ。次に時間的余裕ができたら、それらを仕上げたいね。

アーティストが何をやっても聴いてくれる層というのは、私の音楽的DNAを好んでくれているのだと思う。だから、技巧的でなく、私が歌うアコースティック・アルバムを楽しんでくれるのは(私の音楽的DNAを好む)一部の人だろうね。

 

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先生が秋に参加するバンドとはどんなバンドなのでしょうか?どんなギタリストのパートをプレイするのか、気になります!

スティーブ・ヴァイ Flex-Able 36th Anniversary: Part 6 アナログのマスターテープ復元からデジタルへ

Flex-Able』ライナーノーツの最終回です。

先生の中で、自分の過去作品を最新の機器で可能な限り高音質にして再リリースするというプロジェクトが今後進むのかも知れません。

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36th Anniversary Mastering Update

CDを製造するため、アナログのマスターテープからデジタルへの変換は80年代初頭に始まった。当時のコンバーターは私たちにとってはイカしたものだったが、現在のクオリティと比較するとヒドイ代物だ。この変換技術は長年のうちに進化した。

Flex-Able』が25周年を迎えたとき、私は最新のコンバーターでデジタル化し、リマスターしようと決めた。これはデジタルでのリリースのみのためにやったのだ、CDやLPを制作する程の需要はないだろうと思って。

これまでの間、自分の作品全てを最良の手法でデジタル化し、リマスターし、LP/CD/デジタルのフォーマットで再リリースすることを考えてきた。これを書いているのはまだ2020年だが、Flex-Able』を最初の再リリースに選んだのは、デジタル技術が当時から格段に進歩したからだ。

このプロジェクトでのLP製造は『Flex-Able』の(ステレオ・クォーター・インチ)マスターを見つけるところからだった。次に、そのテープをリールマシンにかけられるよう復元した。

Flex-Able』のケースに37年も入っていたアナログテープは、テープ上の酸化物粒子を留める糊が劣化して傷んでいる可能性がある。これは粘着剥離現象と呼ばれ、テープを使用不可にしてしまう。長年の内に糊が水分を吸収し加水分解を起こす。だからテープは冷涼で乾燥した環境で保管する必要がある。

奇妙なことに、粘着剥離現象を起こしたテープを復元する1つの方法は対流式オーブンで(食品乾燥器が最適)51~62度で9~12時間加熱することだ。これにより糊から水分子を除いて一時的な復元ができ、別のテープ又は形式に安全にコピーすることができるし、LPやCDのマスターに使用できる。加熱したテープは大抵数回ほど再生可能だが、その状態によるものの数ヶ月ほどが限度だ。

この36周年リリースのため、ダン・ジョンソンの手でマスターテープを加熱修復し、リストアしてもらい、バーニー・グランドマン自身によってリマスターしてもらった。

www.e-onkyo.com

最後に、変換したこのアルバムの音質について私は大喜びしていると同時に安心したよ。私たちがマスターした複数のフォーマットとは:

1. LP:アナログ・マスター、アナログ・マスター・プロセスによるアナログ・リリース(AAA)
2. CD用デジタル及びデジタル配信:44.1kHz x 16bit
3. デジタル・ハイレゾ:96kHz x 24bit
4. デジタル・ハイレゾ:192kHz x 24bit

今回のリリースについて私が言及するのはこれが最後になるだろう。かくして、この音楽を最新のフォーマットで、最新の機器で可能な限り最高音質に復元するという目的を達成した。この可愛く奇妙なアルバムはそれに値すると信じている。

この音楽に人々が価値を見出したことを嬉しく思う。私の心からの深い感謝をアルバムを手にした君に。我々は良いチームだよ!

 

スティーブ・ヴァイ
2020年9月21日
ロサンゼルス
午後5時45分

 

Queen+アダム・ランバート @ナゴヤドーム 2024.02.07. We Are The Champions!

Queen+アダム・ランバートを前回観たのは2020年1月末だったので、今回はちょうど4年振りの来日公演となる。

2020年2月からコロナ禍が始まり、世界はパンデミックの混乱に陥り、国境は閉鎖され、ライブミュージックは途絶えた。2023年から日本ではやっと国境が開かれ、海外アーティストの来日公演が再開した。

私にとってQALはコロナ禍前、最後に観たスタジアム公演であり、普通の世界の最後のライブミュージックの記憶だ。

2020年2月に渡航先のアメリカのホテルで帰国前にTVをつけると、横浜港に停泊する日本のクルーズ船の乗客の様子がヒステリックに伝えられており、私には何が起きているのかわからず、一抹の不安と共に帰国便へ搭乗したのだった。それから暫くして世界は国境を閉ざし、長いパンデミックの閉鎖世界を迎える。

コロナ禍で変わってしまった世界を生き抜いてきた私にとって、(いや恐らく多くの人にとって)QALはパンデミック終焉の象徴となる公演なのだ。(もちろん、この病との闘いはまだ続くのだが)

ほぼ満席となっているナゴヤドームのスタンド席に座ると、ライト側前方で、視界が開けて見易い。前回はアリーナ席で段差がなく、前に立つ人の身長によっては視界が遮られる状態だったので、段差のあるスタンド席は見易かった。

定時を10分ほど過ぎたところで、場内が暗転し光と音の渦からロジャーやメイ博士が登場し、アダム君も登場。ド派手な衣装で楽しませてくれるアダム君は近年更にパワーアップしている。今回は映画『Watch Men』から飛び出したような、スーパーヒーローのいでたち。

 

そして始まったのは “Radio Ga Ga” !え、もうこの曲?終盤に盛り上がった頃、スタジアムの全員でハンドクラップしたい曲なんだけど。とまどいつつも、サビでのハンドクラップはしておいた。

サウンドのバランスはスタジアムならこういう感じかな、と思う。ただ冒頭数曲ではボーカルやギターにかかるエフェクトが強くて、それは曲のイメージに合わせているのかも知れないけれど、アダム君のボーカルをもっとシンプルに聴かせて欲しいと願った。

“Another One Bites the Dust” もショウの冒頭で早々と登場。ベースが主役の曲だからギター音量が控え目になるのかもだけど、メイ博士のカッティングの音をきちんと聴かせて欲しかったのは前回と同じ。

“Bicycle Race” ではド派手なバイクにアダム君がまたがり、スクリーン向けに様々なパフォーマンスを。スタジアム公演ではカメラに向けてパフォーマンスするというのがエンターテイメントになるのだなぁ、と感心した。

アコギを手にしたメイ博士が花道まで出て来て、オーディエンスに挨拶。

「ナゴヤノミナサン、コンバンハ!マタココニコレテ、トテモウレシイデス。イッショニ、ウタッテクダサイ」

”Love of My Life” のメロディが12弦アコースティックで美しく響き、客席は合唱タイム。ドーム内にはスマホの白いライトが波打って暗い海に光が漂っているよう。終盤にはスクリーンにフレディが登場し、一緒に合唱。ここで涙する人多数。

「日本の人の為に作った曲だよ」、と始まったのはもちろん “Teo Torriatte” 。スクリーンには日本瓦の屋根が印象的な門が映し出されて、そこにメイ博士の映像と日本語の歌詞までながれる。そしてアダム君もバンドも参加して、盛大に歌い上げる!

こういう素に近い歌声のアダム君は高音までクリアで力強く、本当に素晴らしい。最後はオーディエンス全員でアカペラ合唱。この4年間を思ってなぜか涙が浮かんできた瞬間。

スクリーンに登場したのは若き日のロジャーがドラムソロを叩くところ。そのまま今の本人によるソロに続いて、”Under Pressure” へ。

“Tie Your Mother Down” はロックで好きな曲なんだけど、余りにカントリー・アレンジされていて最初わからなかったくらい。博士のギターソロでは存分にあのトーンを味わえて幸せ。

曲が終わるとアダム君によるオーディエンスとのコール&レスポンス。今回のツアーではフレディ版に替えてアダム君でいくのだろうか。(実際には終盤にフレディ版があった)

“I Was Born to Love You” の前にはアダム君から「僕らは本当に日本が大好きだよ」と。この曲はおそらく日本スペシャルということかなと思い、調べてみたら海外ではやっていなかった。日本ではCMにフレディが出演して歌っていたもんねぇ。

ギターソロではステージ上の櫓に登ったメイ博士が小惑星の上に立ち、宇宙空間で演奏しているような演出。この惑星の映像は博士が加工したものと違うかな?確か以前、リュウグウの3D画像をJAXAに送ったりしていたよね?確かその後の研究にも博士が参加していたような… お歳を召してもこれだけ多彩なギターソロを聴かせてくれて、お元気そうで感激。博士は今回、アダム君に負けないくらい衣装替えが多いな。

www.hayabusa2.jaxa.jp

“Is This the World We Created…?”、”A Kind of Magic” は前回聴けなかった曲で嬉しい。アコギの伴奏のみで聴くアダム君の歌唱は感情豊かで、伸びがあり、美しくて、こういう削ぎ落したところで実力が突出しているんだよね。

“Killer Queen” ではうって変わって、ステージの楽屋で鏡に向かうディーバなアダム君のコミカルな演技を歌と共に楽しむ演出で楽しかった。”The Show Must Go On” の歌唱は鳥肌モノで超ドラマチック。

アンコールの “We Will Rock You” が終わるともう次で最後だなぁと思っていたところで “Radio Ga Ga” が始まる!冒頭に演奏されたので残念に思っていたこの曲が最後にもう一度ショート版で演奏されるとは、嬉しい!

盛り上がったオーディエンス総立ちでサビに合わせてハンドクラップする一体感がたまらんよ。メイ博士がジャケットの下にフレディの描かれたTシャツを着ているのも嬉しい。

We Are the Champions” でさあ大トリ。皆でシンガロングして、充実感を味わいながら思い返したのは、この4年間。やっとやっとコロナ禍を経て、私たちは皆生き残ってここに居る。正に “We Are the Champions” ! 困難を乗り越えた私たちのアンセムのよう。

煌めく紙吹雪とメンバーの姿を見つめながら、喜びを噛みしめた夜。2時間超えのマジカルな時間をありがとう、QAL!


本日のセットリスト

01. Machines (Or 'Back to Humans') / Radio Ga Ga
02. Hammer to Fall
03. Another One Bites the Dust
04. I'm in Love With My Car
05. Bicycle Race
06. Fat Bottomed Girls *
07. I Want It All
08. Love of My Life
09. Teo Torriatte (Let Us Cling Together)
10. Drum Solo
11. Under Pressure
12. Tie Your Mother Down
13. Crazy Little Thing Called Love
14. I Was Born to Love You
15. (You Take My Breath Away) / Who Wants to Live Forever
16. Guitar Solo
17. Is This the World We Created…? *
18. A Kind of Magic *
19. Killer Queen
20. Don't Stop Me Now
21. Somebody to Love
22. The Show Must Go On
23. Bohemian Rhapsody
encore: Ay‐Oh Freddie on screen
24. We Will Rock You
25. Radio Ga Ga
26. We Are the Champions

(* は4年前にはやらなかった曲)